- 魔法円精霊たちよ、願いを叶えて!
ソロモン王の魔法円
魔法円は願い事・欲望などを叶えるための力を引き出したり霊たちを呼び出して操るための装置のようなものです。魔法円は多数ありますが特に有名なのが、「ソロモン王の魔法円」でしょう。ソロモン王が邪悪な霊から身を守るために作ったといわれています。魔法円には魔力アップのアイテムとして
- 神聖な神様の名前
- ヘブライ語(神様の言語)
- ペンタグラム(五芒星)
- ヘキサグラム(六芒星)
が記されています。
ソロモン王のペンタクル 太陽の第1ペンタクル
魔法円は悪魔や天使などの様々な霊を使い、人間の欲望をかなえる魔術に必要な道具です。
紀元前2千年紀の古代バビロニア文明頃からあったとのことで、ヘレニズム時代の古代エジプトでは大発展したようです。ソロモン王の名前がついた魔導書もこの頃です。古代から中世ヨーロッパ、12世紀へと魔術は新しい発達を遂げました。
具体的に魔術の目的は、
- 恋愛成就
- 金運
- 名誉
- 敵を倒す
- 宝探し
- 政治力
- 泥棒探し
- 事故防止
どれも人間が望むような欲望・願望です。魔術の本が印刷技術の発明により多く人の目にふれる15世紀頃の人気だった目的はなんと「宝探し」でした。「ソロモン王の鍵」「黒い雌鶏」なども一攫千金目的に役立ったとのことです。
ソロモン王の鍵の魔術は、神様に祈り霊を動かして天界・四代元素の霊に願いが叶うよう現実に働きかけます。その際に必要なのが天上の霊たちとコミュニケーションをとるための時間・日にち・色・金属・薬草・お香・方角・呪文・印章・図形・文字などです。揃えば揃うほどパワーがアップして霊や天使たちを動かすとされています。この様々なアイテムとルールが記されているのが「ソロモン王の鍵」なのです。
これらのアイテムの中で重要なのが「魔法の曜日」と「魔法タイム」です。「ソロモン王の鍵」では惑星の力は非常に強く、曜日、一日の時間を支配しているので魔術の内容(恋愛・仕事・金運など)によって行う時が決まっているという考えです。
霊たちを呼び出すルールやアイテムが書かれているのが「ソロモン王の鍵」
魔法円は自分で書いた方がパワーが強いよ。
ただコピーした魔法円を持っていてもただの紙だよ。
決められた魔法円・曜日・時間・色・香りをあわせて霊たちを呼び出してね☆
ソロモン王の魔法円で最も有名な魔法円。「レメゲトン(ソロモン王の小さな鍵)」に書かれていて72悪魔を召喚するという本。天空の霊たちや黄道12宮の天使たちを操る方法が記されている。
魔術界での神様とは…
黄道12宮の天使たち。それは宇宙にいる惑星の神様のことです。黄道12宮とは天球上の太陽の通り道(黄道)を、白羊宮から双魚宮までの12のエリアで均等に割った概念のことです。360度を12で割るのだから、それぞれの宮が30度ずつ受け持つことになります。
1つの宮には神様がいるとされ、「宮」は「宮殿」の意味です。現代では12星座として「牡羊座」「牡牛座」…と言われていますが、正式には牡羊座は白羊宮といいます。
魔術は紀元前2000世紀の古代バビロニア文明の粘土板から始まっていたとされています。この頃には水星と金星が内惑星、火星、木星、土星が外惑星であるということは、バビロニアの天文学者には既に知られていました。地球から見える月・太陽・水星・金星・火星・木星・土星にはそれぞれ神様がいて、地球に影響力をもたらしていると考えたのでしょう。現在の占星術も基本的な考えは同じです。身近に感じるものとして月は満月・新月の動きで地球上にさまざまな影響があります。現代の占星術は古代で使用した7つの惑星以外にも望遠鏡の発展もあり数多くの惑星・衛星が発見され、その都度追加され進化しています。使用する惑星が多くなり複雑になってはいますが、パソコンがあることで古代では難しかった惑星の距離計算が簡単になっています。惑星の神様をパソコンで操ることになりますが、魔力は変わらないと思っています。何故なら私のところへ来てくれているお客様はパソコンで計算された魔法で幸運をつかんでくれています。古代人から受け継がれている知恵とアドバイスによって悩んでいる人の心の変化・希望が得られるのが魔法だと思います。
魔術や魔法円、占いが気になっている時は今の自分をどうにか変えたい・良い方向へ変化させたいと考えているからだと思います。魔法円は今の自分と願望を確認する意識が大切だということを教えてくれます。
ウランとみぃあの魔法円 © 2017